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魔法でできること、と聞くと、大きな炎や空を飛ぶ姿を思い浮かべるかもしれません。
じゃあ、その力を暮らしの道具へ使う話はどう?
『魔導具師ダリヤはうつむかない』のダリヤは、魔法のある世界で、生活を便利にする「魔導具」を作る職人です。転生した彼女が何を作り、どう生き直していくのか。公式紹介から、小説一巻を読む入口を探してみよう。
魔導具師は、暮らしに使う道具を作る職人
ダリヤ・ロセッティの父カルロも魔導具師。アニメ公式の紹介では、父の作る道具への憧れが、ダリヤも同じ仕事を目指すきっかけとして描かれています。
魔法がある世界に生まれ直したうえで、さらに「作る仕事」を選ぶんだね。
アニメでダリヤを演じる大西沙織さんは、公式インタビューで、前世の仕事の知識を生かし、こんなものがあればという道具を製作する人物だと説明しています。
何ができるようになるのか。その力で誰の生活が便利になるのか。ものづくりが好きなら、この二つに注目して読み始めると、主人公の仕事を追いやすそうです。
出典:アニメ公式イントロダクション、公式キャストインタビュー
婚約破棄から、自分の作りたいものへ向き直る
小説一巻の出版社紹介では、婚約を破棄されたことが、ダリヤが生き方を選び直すきっかけになります。
つらい出来事が始まりにあるけれど、その先で選ぶのが、好きな場所へ行くこと、好きなものを食べること、そして魔導具を作ること。
「自由な職人ライフ」という副題は、ここへつながるのね。
作った道具が人々へ届くにつれて、作れるものも、作りたいものも増えていく。出版社の紹介は、そういう広がりを示しています。
だから、婚約破棄の決着だけを知りたくて手に取るより、その後ダリヤが自分の仕事をどう進めるのかも気になる人へ勧めたい一冊です。
一巻には、ドライヤーの開発記録という収録作も
職人の話といっても、何を作るのか、もう一つ具体的な手がかりが欲しいよね。
国立国会図書館の一巻の内容細目、つまり収録作品の記録には「父と娘の魔道具開発記録~ドライヤー~」とあります。
ドライヤー! ぐっと身近な名前が出てきた。
ただし、これは書誌で確認できる収録作の題名。どんな材料を使い、どんな試作をするのかまで、その記録だけでは分かりません。父と娘が道具を作る話に興味があるなら、一巻を選ぶ手がかりになります。
小説を選ぶ場合は、甘岸久弥著、MFブックスの『魔導具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~1』を探してね。本を区別する番号、ISBNは9784040653075です。
道具が完成したら、誰が使うんだろう。そういうところまで気になる人は、ダリヤの仕事から入ってみよう。次は何を作るんだろう、という楽しみを持ってページを開けそうだよ。